株式会社和歌山井戸工業所

なぜ井戸が必要なのか？

近年、自然災害も増え、土砂災害や河川の氾濫といった直接的な被害に加えて、断水による水不足などが危惧されております。
災害や事故を原因とする断水は予期せず突然起こります。
そんな断水時に飲み水や生活用水の供給源として注目を集めたのが「井戸」や「地下水」なのです。
また、そんな水不足が原因で水道料金などが昔に比べて上がっています。病院や介護施設、工場など大量に水を使用するような施設では水道料金の大幅な削減に期待が出来ます。

水道料金の削減

井戸水はポンプをくみ上げる電気代が必要ですが、水道のように高い料金を支払う必要がありません。井戸水を使っていれば上水道の料金がかからないので大幅な水道料金の削減が見込めます。

災害時に大活躍

地震などの自然災害は突然やってきます。災害が起こると断水することも多いです。そんな中でも井戸水は常時利用が可能です。飲み水としてだけではなく、トイレやお風呂などの生活用水としても利用出来ます。

井戸の種類

打ち込み井戸

打込井戸工事では、比較的浅い深度（4～10ｍ程度）に存在する地表下の地下水、川床下を流れる伏流水等を取水する方式で、狭い場所でも掘ることができ、長時間の工事も必要ありません。そして工事の際に出る砂利や土も少ないので他の井戸に比べると手軽に井戸を掘ることが可能です。しかし、手ごろな反面水量が少ないというデメリットがあります。

丸井戸

地表下に滞留する地下水、川床下を流れる伏流水など総じて不圧地下水と呼び、この不圧地下水は比較的浅い深度（4～10ｍ程度）に存在し、これを取水する井戸のことを浅井戸と言います。その中でも人が潜入できる面積をもちコンクリート製井筒にて築造する浅井戸のことを丸井戸と呼びます。現在では飲料水以外の生活用水や田畑の水やりなどに利用されることが多いです。

深井戸

深井戸とは鉄管などを水を通しにくい粘土層やシルト層の下の砂礫層に入れると、その砂礫層の上面より高いところまで地下水があがってくる被圧水という地下水を利用する井戸のことをいいます。岩盤の下の地下水を利用することで、周囲の影響を受けにくく安定した水量と水質が得られ、一年中水温が一定で夏冷たく冬温かく感じられます。